あなたの娘さんは自閉症です

2016年7月、前回6月に行われた療育センターの診察をもとに、娘の障害の有無について診察結果を告知されます。

果たして娘に障害はあるのか?

まぁ、あったんですけど。

宣告!自閉症スペクトラム障害

前回の診察と同じ部屋で、担当の女医さんから説明を受けます。

この時のパパママは、ネットで調べた薄っぺらい知識をもとに娘は多動症の可能性が高いと思っています。

女医
前回、お聞かせいただいた娘さんの普段の様子と、実施した知能テストの結果、

パパ
来る!多動症宣告!

女医
娘さんは自閉症スペクトラム障害と診断させて頂きました

パパ
じ、自閉症??

この元気が有り余っている娘が?

心を閉ざすイメージのある自閉症??

パパママは目を合わせてポカーンです。

女医さんは説明を続けます。

女医
運動能力は普通の4歳児と言えるでしょうが、知能については2歳と6ヶ月と結果が出ました

2歳半か。

確かに読み書きや言語能力の低さを考えると妥当な診断だなと思いました。

パパは、どうしても聞きたいことがあったので、少しだけ口を挟みます。

パパ
あの・・・自閉症なんですか娘は。別の何かじゃなくて、自閉症?

女医
はい、あくまでも現時点では、自閉症スペクトラム障害と言えます

パパ
自閉症・・・ですか。すぺくとらむ・・??

この時のパパは無知の極致です。自閉症との診断だけでも予想外なのに、スペクトラムとの聞きなれない単語付きです。

※よろしければ以下の記事もご参照ください。

この時、自閉症スペクトラム障害について、色々説明を受けたんだと思いますが、まったく覚えていません。

世の中には、重い障害で苦しんでいる人は沢山いる。

その人達に比べたら、なんてちいさな悩みだろう。

でも、娘は健常者じゃないんだ。

こんなことを頭の中でグルグルと考えていたと思います。

だから女医さんの話はあまり覚えていないのです。

覚えているのは、隣でママが涙ぐんでいたこと。

障害児の勉強会に参加できない!?

まずは、障害児をもつ親たちが集まって行われる勉強会があるそうで、そこへの参加を促されました。

スケジュール的にパパは無理そうなので、ママにお願いするほかありません。

女医
子供連れはダメってことになっているんです・・・

ママ
えぇ、じゃあ参加できないです

勉強会が実施されるのは、平日の昼間。

娘はちょうど幼稚園の時間なので大丈夫だとしても、うちにはもう一人元気な男の子、弟くんがいます。

弟くんは、生まれてこの方、ママと離れ離れになった経験がありません。

パパの実家は北海道、ママの実家は京都。

さて、どうしようか、預かり保育を検討しようかと言いそうになったその時、

女医
じゃあ、個別で勉強会開きましょうか?

なんと、臨床心理士の先生が勉強会の内容を個別に説明してくれる機会を作ってくれるみたいで、その場なら弟くんを連れてきてもOKとの事。

日程を調整すると、パパも一緒に行けそうであることがわかりました。

パパ
お手数かけて申し訳ないのですがよろしくお願いします

ママ
よろしくお願いします

結果、この個別勉強会は、パパママそして娘にとって、非常に重要な勉強会となっていきます。

一回で終わると思っていた勉強会は、実に1年近く続くものになってしまいました。

なぜそうなったかは、また次回以降に書かせて頂きます。

自閉症と向き合うために

診断結果を聞いた帰りの車の中、パパはママに強気なことを話しました。

パパ
障害を持っているなぁって思っていた娘が、本当に障害を持っていただけじゃん

パパ
美人だった娘が、今日いきなりブスになったわけじゃないじゃん

パパ
娘は何も変わってないんだから・・・

変わってないんだから、泣くなよママ。

娘は何が起こったのかは全く理解しておらず、後ろの座席からジョナサンを催促しています。

自分で言っている言葉を肯定するのも何なんですが、娘は何も変わっていないのです。

変わっていかなければならないのはパパやママ。

もしかしたら障害をもっていないかもって”ワンチャン”は幻想でした。

娘が自閉症と診断されても、それはゴールでもないし、人生終了でもない。

むしろ、娘にとってはスタート地点です。

娘により良き人生を送ってもらう為に、まずはしっかり自閉症スペクトラム障害について学んでいこう。

そう誓って、ジョナサンへ向かうのでした。