娘の書く絵に男の子が登場したと思ったら初恋してた件

娘が自閉症と診断された2016年は、我が家によって波乱の年でした。

そんな2016年が終わり、2017年初頭、ある意味昨年よりもパパにとって波乱の幕開けとなったのです。

ある日、娘の描く絵に変化が見られます。

パパがいつもより小さく描かれ、眼鏡もかけていない。

それはパパではありませんでした。


娘が初恋しました。

娘の書く絵に登場する見慣れない男の子

娘は同世代の他の子と同じように、絵を描くのが大好きです。

文字が書けない分だけ絵を描く能力に偏っている様子で、随分と説得力を持つ絵を描いてくれます。

例えば・・・

「ドラえもんとなぜかジャイアン」

「アンパンマンとバイキンマンと何か」

そして問題の、

「男の子と娘」

この、娘より一回り小さな男の子がこの頃から頻繁に登場するようになりました。

大きく描いた自画像の隣には、パパやママやたまに弟くんが描かれていたのですが、パパにしては眼鏡もかけていないし、なんとなくフォルムやタッチが違う。

だから聞いてみたのです。

パパ
この青い服の人はパパ?

違うよ。Yくん

パパ
・・・

ママ
あぁ~、Yくんね

したり顔のママは事情を知っている様子です。

ママ
娘と同じ組の男の子。お花に水を上げる係を一緒にやっている子だよ


聞けば、係だけでなく、様々な場面で行動を共にすることが多いそうです。

このYくんの名前、この頃から娘から頻繁に聞かせられるようになりました。

なにやら文法のはっきりしない言葉でYくんと○○したとか、Yくん今何しているかなとか、終いには寝言で、

Yくん・・・

パパ
!?

ついにパパは、娘と一緒に入ったお風呂で禁断の質問をしてしまいます。

パパ
Yくんとパパ、どっちが好き?

Yくん!

完敗です。

4年以上育て上げた父親が、ポっとでの男の子に序列第一位を奪われたことが確定した瞬間です。

無理やりポジティブに考えてみました

“好き”という言葉は、その一言で表現するには少々複雑な感情です。

おもちゃが好き、絵を描くことが好き、幼稚園が好き、先生が好き、家族が好き、異性が好き。

細かく言えば、同じ”好き”でも、それぞれ、少しずつ違う感情ですよね。

娘のYくんに対する振る舞いは、明らかに異性が好きと同列のものであることは、親からすると明白でした。

そしてその感情をストレートに”好き”と表現する。

これは、自分の内側にある感情を上手に表現できない自閉症の子供にとっては、かなり成長した証ではないかと。

男の子を好きになったことそのものが成長した証ではないかと。

パパが娘の中の序列で2位以下になったことも自閉症以上に人として成長した証ではないかと!

ぐふぅ。

Yくんの秘密

パパ
Yくんってどんな子?

ママ
とっても元気な子。電車が好きで山手線の駅名を全部言えるの

パパ
すごいね。頭が良いんだ

ママ
そうとも言えるんだけど・・・

パパ
うん?

Yくんのママさんとうちのママはよく会話するそうです。

仲良しグループではなかったものの、お互いに気になることがあったようで少しずつ言葉を交わして、距離を近づけていったとの事。

お互いの何が気になっていたのか。

ある日、何かの拍子に、ママがYくんのママに告白します。

ママ
実はうちの娘、自閉症スペクトラムって診断されてるの

Yくんのママ
ああ・・・、うちの子も広汎性発達障害っていわれてます

ママ同士、お互いに気になっていたことの答え合わせが出来ました。

汎性発達障害は現在で言うところの自閉症スペクトラム障害とほぼ同義です。

2014年の半ば頃からいくつかの症状が統合管理されるようになり、自閉症スペクトラム障害という括りができましたが、Yくんはその直前に診断を受けていたことになります。

娘を通じて自閉症児の症状を学んでいると、他の子の動きを見ると、多分自閉症スペクトラム障害を持っているだろうなというのはかなり分かるようになってきます。

でも気軽に「おたくの子、自閉症?」なんて聞けるわけがありません。

あらゆる可能性を加味したら、最大値で10人に1人が自閉症スペクトラムであるとも言われているのですが、想像以上に無自覚である親御さんも多いです。

自分の子供を自閉症と認識していない人に、そんな切り出し方をしたら烈火の如く怒るでしょうから、うちのママとYくんのママは、言い出せるタイミングを図っていたのでしょう。

なぜ娘がYくんと同じ係をしていたか、やたらと接触する機会が多かったのはなぜなのか、分かったような気がしました。

娘が通っている幼稚園にはメインの先生と、補助の先生が配置されています。

補助の先生は主に手の掛かる子を手助けする存在です。

娘もYくんも、補助の先生を通じて接点が多かったのでしょう。


Yくんのことについてはもっと詳細を聞いているのですが、これ以上は書きません。

Yくんに対してなんの責任も持てないのに、当事者以外があれこれと憶測を含めて書けませんからね。


ただ一つ言えるのは、


Yくんはイケメンです。