自閉症の症状①対人関係の障害

自閉症の症状は大きく分けて3つです。

  • 対人関係の障害
  • コミュニケーション能力の障害
  • 行動と興味の偏り

うちの娘はその3つの要素すべてに当てはまりましたので、照らし合わせていきます。

対人関係の障害:4つの特徴

自閉症の対人関係の障害をもう少し紐解くと大きく分けて以下の4点が挙げられます。

  • 人と目線を合わせることができない
  • 相手の気持ちが理解できない
  • 周囲に関心がないように見える
  • 空気が読めない行動をする

この4点を並べると、いわゆるメディアにでてきそうな感情が閉鎖的な自閉症を思い浮かべると思います。

しかし、娘の場合は4つの要素を持ち合わせるとともに一般的なイメージの自閉症とは真逆の行動パターンでした。

人と目線を合わせることができない

幼稚園の面接時や、お医者様に指摘されるまで気がつかなかったのがこの目線についてです。

なぜ気がつかなかったかと言われると自閉症だとは思っていなかったからとしか言いようがありません。

でも思い返せば、叱らなければならないときやしっかり言葉を言い聞かせたいときほど、こちらが目を合わせても娘の目線は斜め下に落ちていました。

叱られて落ち込んでいる感じではなく、うすら笑いを浮かべながら。

「パパの目を見なさい」

と言っても、一瞬目線があってすぐに外すことの繰り返しだと記憶しています。

相手の気持ちが理解できない

もともと言語能力が低いこともあって、こちらの意図が言葉で通じないことが日常でした。

最近幼稚園でちょっとしたトラブルがあったようで、その原因がまさに相手の気持ちが理解できないから。

なんでも、隣の子にくっついて座るのが好きで、娘と仲良くしてくれる子たちとはむしろ歓迎される行動の様ですが、たまにしか遊ばない子にも同じようにくっついていたと。

「娘ちゃん!ちかいー!」

と大きい声で嫌がられたという話です。

しかし、それがどういう意味が娘は理解できず、おふざけの一環でさらにその子にくっついていったとの事。

結局、その子はかわいそうに先生のところまで逃げて行ったとの事です。

これ、親としては結構怖い症状なんですよね。

今は、無条件でやさしく接してくれるお友達が多いですが、小学校にあがるとそうも言ってられない事態があります。

いわゆる”いじめ”ですね。

子供は残酷ですから、こういう”うざい”娘は排除の対象になりそうで不安です。

周囲に関心がないように見える

娘はすべての人類が好きであると言えるくらい周囲の他人が大好きで、もう少し警戒心を養ってあげたいなとおもっているくらいです。

なので、決して周囲に関心がないわけではないと思って、療育センターの臨床心理士の先生に上記のことを話したことがあります。

パパ
娘は、よそのおじさんの手をつなぎに行くくらい、周りの人には関心があるんですよね

臨床心理士
ああ、まさに自閉症スペクトラム障害の症状ですね

パパ
えっ!?だってまわりの人に関心があるんですよ??

臨床心理士
他人に対して警戒心を持つということは、立派な”関心”なんですよ。それが無いということは・・・そういうことです

ドキッとしましたね。

他人の特徴を正確に理解していれば、自分の父親とは全く違う他人の男性には警戒して近寄らないのが当たり前です。

警戒=関心

他人を他人として認識するほどの関心がないからこそ、無警戒に他人の懐へ入っていく。

極端に言えば、娘の中では、パパと他人の男性が同列にいるとも言えます。

・・・さみしい。

空気が読めない行動をする

下記の記事で書いたことが全てだと思います。

周りの人がどうしているかは関係なく、自分が今何をしたいか。

これが、考える間もなく行動に移ってしまう自閉症の行動パターンです。

対人関係の障害についての所感

以上、対人関係の障害については、当時の娘にとってすべて当てはまる要素でした。

現在5歳の娘は、まだ言葉がおぼつかない弟くんの癇癪について、

お腹が空いたって!

もう眠いって!

おっぱい吸いたいって!

など、割と的を得ている代弁をしてくれることが多々あり、自閉症と診断されてから間もなく1年が経過して、対人関係の障害が緩和されつつあるなと感じます。

それでも他人に警戒心を持たない部分の改善には程遠く、まだまだ目を離せない日々が続くことになりそうです。