自閉症の症状②コミュニケーション能力の障害

前回の「自閉症の症状①対人関係の障害」に引き続き、今回の記事では、コミュニケーション能力の障害について記載していきたいと思います。

コミュニケーション能力の障害:5つの特徴

コミュニケーション能力の障害をひも解くと下記の5点に分けられます。

  • 言葉を話し始めるのが比較的遅い
  • 呼んでも反応しない、反応が遅い
  • こちらの質問などにオウム返しする
  • 抽象的な表現が理解できない
  • 一方的に自分の話したいことだけを話す

言葉を話し始めるのが比較的遅い

娘は、「パパ」「ママ」をはじめとした単語は、1歳半くらいに言葉を発し始め、言語について大きく出遅れた印象はありませんでした。

しかし、二語文に関しては悩めるほどに遅かったですし、年長さんとなった今でも同世代の子たちと比べて決定的に会話の組み立てが不得意です。

お友達の女の子にたまに聞かれることがあります。

「いま、娘ちゃんは何て言ったの?」

呼んでも反応しない、反応が遅い

娘を例にとるならば、呼んでも反応しないのは無気力的な意味ではなくて、むしろ高い集中力の反作用だと言えます。

娘は絵を描くことや、ダンスをすることが大好きなのですが、これらに集中・夢中になっているときに話しかけても返事を期待できません。

5歳になって返事くらいは返してくれるようにはなりましたが、絵を描いている手を止めさせることは中々至難の業です。

自閉症をもつ子どもたちは、とある分野において強烈な才能をみせることがあるという話は良く聞かれると思いますが、周囲の声が耳に入らないほどの、好きなことへの集中力が要因となっているのでしょう。

こちらの質問などにオウム返しする

幼稚園の入園面接を控えた時期に、娘と一緒にお風呂に入ると必ず行っていたやり取りがあります。

パパ
娘ちゃんは何歳ですか?

なんさい!

パパ
何歳って聞かれたら3歳って答えるんだよ。もう一回、何歳ですか?

なんさい!!

これですね、パパママは強烈なストレスを抱えるくらいに不安を覚えるわけです。

こちとら、娘に障害があるかどうかギリギリのラインで悩んでいて、もしかしたらこんな簡単な質問にも答えられなくて幼稚園を落とされるかもしれないと思っていますから。

ママも同じようにお風呂で年齢の質問をしていたようですが、どうやっても質問のオウム返しに、ただの一回だけブチ切れた怒号が聞こえてきたことがあります。

ママ
おまえはやっぱり障害があるんだね!!

ママ、こんなこと書いてごめんよ。あの頃は辛かったね。

抽象的な表現が理解できない

食の細い娘になんとか食事に興味をもってもらおうと、様々な声掛けをしました。

パパ
ご飯をたくさん食べたらパパうれしいなぁ

パパ
せっかくママが作ったご飯を食べないとママが悲しむよ

パパ
食べたくないなら食べなくていいよ。明日からご飯なしだからね

うれしい、悲しいの感情を表現する言葉は何も伝わりませんでした。

“食べなくていいよ”だけは伝わって本当に食べません。

この件は、後に療育センターの担当者から明確なアドバイスをもらって劇的に好転するのですが、それはまた別の話。

一方的に自分の話したいことだけを話す

幼稚園での出来事を質問したら、延々とクレヨンしんちゃんの映画のストーリーを説明されます。

会話のキャッチボールが出来ないってことですね。

コミュニケーション能力の障害についての所感

以上です。コミュニケーション能力の障害は、今後の人生に良くも悪くも大きな影響を与える要素だと思います。

導き方には多少のコツが要りますが、療育センターにて教わった方法をいずれまとめてお伝えしたいと思います。

次回は「行動と興味の偏り」です。

メディアに露出して活躍する方々の中には自閉症や発達障害をカミングアウトしている人もいますが、この行動と興味の偏りが極めて良い方に働いたと思われます。