自閉症の症状③行動と興味の偏り

自閉症の症状の特徴について、これまでに「対人関係の障害」と「コミュニケーション能力の障害」を記事にしてきました。

最後は行動と興味の偏りです。

行動と興味の偏り:3つの特徴

行動と興味の偏りを紐解くと大きく分けて以下の3点が挙げられます。

  • 落ち着きがなく、常に何かの行動をしている
  • 予定外の行動が取れない、苦手
  • 自分の興味がある特定のものに執着する

落ち着きがなく、常に何かの行動をしている

パパは、娘が自閉症スペクトラム(ASD)ではなく多動症(ADHD)だと思っていたほど落ち着きのない子でした。

まったりしている時間がないんですね。

絵を描く、食事をする、などの建設的な行動以外では、眠る直前まで家中をずっと走り回るとか、パパやママの体に執拗に絡むとか、文字に書き起こすと「普通の子供じゃない?」とか言われそうなのですが、頻度的に異常だと感じとれるくらいのものでした。

他にも、同形の物を一直線に並べるとか、テレビのダンスを完コピしたりとか。

リビングでくつろいでいても、常に視界を動き回るので、そこそこのストレスを感じていました。

予定外の行動が取れない、苦手

食事やお風呂、就寝の直前が顕著でしたね。

例えば、絵を描いている、テレビを見ているなどの行動から、食事にスムーズに移れないんですね。

時にすごく怒っている時もあります。

食事にしろ、お風呂にしろ、小一時間前から、

パパ
そろそろ食事だからね?

ママ
ご飯食べ終わったらお風呂に入ろうね

なんて言い聞かせを相当しておかないとまず無理ですし、言い聞かせても食事に移ってくれないときもある。

逆に、土曜日に公園で遊ぶ約束を金曜日にしておくと、この約束は絶対に忘れない。

なので、土曜日に雨が降ったりしたら地獄です。

いつ公園に行くの?

公園に行くって約束したよ!

雨なんてものは公園に行かない理由にならないのです。

あまりに納得してくれなくて、雨の中公園で遊んだこともあります。

自分の興味がある特定のものに執着する

最初に拘りが見られたのは、「アナと雪の女王」を発端とした、

・年中ドレスを着用
・レット・イット・ゴーを歌い踊る
・絵を描く

と言ったところです。

ドレスの事をなぜか「ママリ」と覚え、ママリを着ていないと何の話も始まらない。

朝起きるとママリ、お風呂からあがるとママリ。お出かけの時だけはなぜか非ママリ。

ママリは最近落ち着きつつありますが、レット・イット・ゴーで覚えた歌とダンスへの興味は、後々対象の作品を変えて、現在も続いています。

最近のお気に入りは、クレヨンしんちゃんの映画「伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!」で覚えたサンバ。

小気味よく手と足をバタつかせて楽しく踊っており。いずれ動画で公開したいくらい、再現度が高いです。

絵に関しては、親バカではありますが、ちょっと特異な才能を感じます。

例えば、この間テレビで放送していた「インサイド・ヘッド」。

これをただの一回だけ見た娘が、放送の数日後に描いた絵が下記です。


※クリックで拡大できます。

インサイドヘッドをご存じない方には申し訳ないのですが、キャラの造形と色彩がぴったりなのです。

何度も見たキャラクターではない、一度見たきりのキャラクターです。

えぇ、親バカですね。

行動と興味の偏りについての所感

以上です。今回の行動と興味の偏りは、良い言葉に変換すると、好きな分野への集中力が高いと表現できると思います。

テレビタレントや芸術家の類に、時折自閉症や発達障害を公表する方がいらっしゃいますが、まさしく行動と興味の偏りがもたらした結果だと感じます。

ですから、ダンスや絵の才能の一端を娘に感じた時、自閉症も悪くないなとポジティブに感じたりもしました。

どんな大人になって、どんな仕事に就くのか、非常に楽しみです。